2013年10月17日木曜日

セラピスト修行始まる

アーユルヴェーダスクールにてベーシックのディプロマを修得した後経験を積むためサロンで働きたかったのですが、私がディプロマを修得したサロンでは、さらにプロフェッショナルコースを受講した人からセラピストに空きがでれば優先的に採用してもらえるという状況でした。

当時セラピストの空きはなく他のサロンもいろいろ探してはみたものの、なかなかアーユルヴェーダでの求人に巡り合う事ができませんでした。




























悩んだ末に少し考え方を広げてみました。

オイルトリートメントができること

そしてとにかく、
人の体に触り慣れること
を目標としたのです。

あとは、
未経験からでもOK
そんな環境で…。


そんな中でであったのがバリをコンセプトにしたヒーリングサロンBadan Baru

名古屋では松坂屋という老舗百貨店の中にあり、クリームバスというバリ式のヘッドスパを始めバリ式アロマトリートメント、フェイスヒーリングなどを提供しています。

このサロンは㈱ボディーワークの所管するリラクゼーションサロンで、リフレクソロジー、ボディケアでおなじみのRaffineの姉妹店でした。




























㈱ボディワークでは未経験から「公認セラピスト」を育成する約1ヶ月間の無料研修制度があります。

実技はもちろんのこと、身体の基礎知識、解剖学、理論、反射区学などの学科から接客、マナー研修まで受けることが出来ます。

そして修了テストに合格するとインターンショップで実践訓練を受け、ようやく各店舗へ配属となります。


早速面接を受け東京での研修に参加することになりました。


Raffine配属予定者は通常1ヶ月の研修となりますが、私の場合はBadan Baruに配属予定だったのでRaffineメニューに加えエステ系メニューも習得する必要があり約2ヶ月のロングな研修となりました。

2ヶ月の間寮に寝泊まりし研修センターに通う生活は、さながら軍隊か!
といいたくなるほど。
過酷という言葉では片付けられるものではありませんでした。

この2ヶ月間の初期研修での衝撃の体験と出会いは、私の人生でかけがえの無いものになりました。

こんなにも必至に学びがむしゃらになったことも、精神的肉体的にボロボロになり何度も奈落の底に突き落とされたことも、ものすごい達成感を味わったことも、後にも先にもありません。

もう何だってできる気がします。
あの体験に比べたらどうってことないかな。


百聞は一見にしかず。

機会があればゼヒ、
㈱ボディーワークの初期研修に参加してみてください。

2013年10月14日月曜日

始まりのアーユルヴェーダ〈2〉

ようやく〝コレだ!〟というものに出会えた私は、それほど遠くない将来独立してアーユルヴェーダのサロンを開こうと決心します。

2010年秋のことでした

結局スリランカへの旅は頓挫してしまったのですが、すっかりアーユルヴェーダモード全開!アーユルヴェーダ色満載w
アーユルヴェーダは病気になりにくい心身をつくるもの、病気を予防し健康を維持するという「予防医学」の考え方に立っています。


その理論、技術ともに学びたいと考えて名古屋市内にあるアーユルヴェーダサロン&スクールを調べ出会ったのが、当時中区東別院のデザイナーズマンションの一室でサロン&スクールを主宰されていた滝えつこさんのアーユルヴェーダサロンAyur Spa(現在は庄内緑地に移転、内容等も変更になっています)。

早速クーポンを使いアビヤンガ(全身のオイルトリートメント)を受けにいきました。
チーフセラピストの方にしていただいたのですが、もうものすごく気持ち良いのなんのって!
アーユルヴェーダのオイルトリートメントはデトックスなのですが本当にスッキリ!
全身とても軽くなり脚がものすごく長くなった感じがありましたよ。

うちの実家にほど近い場所にあって実家に遊びに帰るついでにスクールにも通えるメリットもあり、いろいろお話も伺って年明けからのベーシックコース(ディプロマ発行)を申し込みました。
このコースはアーユルヴェーダセラピストや自宅サロン開業を目指す方のためのコースでした。
年が明けて2011年1月より全10回(座学2日、実技7日、テスト1日)のコースに通うことになりました。

座学も楽しかったですよ。
興味あることはすらすら頭に入っていきます。
もっと知りたくなり自分でもどんどん調べたりしました。

しかし実技は全くの素人ということもあり、まずは手技を覚えるのに一苦労でした。
が、これがなかなか覚わらず…。
しなければ…的な内容に関しては、なんでこんなにも頭がかたくなるのか…。
特にアラフォーともなると頭はがっちがち。
脳の記憶装置に隙間が全くありません。ゴーン‥

当時はどちらかというと責任過多な仕事をしており、時期は年度末にむけての繁忙期でした。首が全く回らない状況、環境下で良く覚えたなーと今も感慨深いものがあります。
通勤の40分のバス車内でひたすらイメトレイメトレの毎日でした。
家族にも練習台になってもらいひたすら練習。
最終日は自分の友達にモデルをお願いしてのテストが待っていました。

サロンでの実技練習は本当に見よう見まねで必死でした。
今振り返ってみても、何をどうやっていたのか全く感触が思い出せないのです。ひとっつも!

「このままだとテストに合格できないよ。良かったらテスト前にもう一度練習しましょう」と言われ、コース外の追加料金をお支払いし練習をしていただいたのが、折しも3月11日でした。


サロンでの練習の前の練習を実家でしていたことを鮮明に覚えています。

練習は強制的に中断されました。
長い長い横揺れがあり衝撃の映像をテレビで観る事になりました。


年度末の仕事に追われ、練習に明け暮れ、衝撃の体験とともに2011年の3月は忘れられない記憶として私の脳裏を今もかすめます。



テストは無事合格。
講師の方にコメントをいただきました。


“山下さんの手はとてもセラピストにむいていると思います。
温かくて皮膚が柔らかくて、受けている人は心地よさを感じるでしょう。
ただ、手の感触だけでなく、適当な圧を加えなければお客様を満足させることはできません。
それは今まで色々なトリートメントを受けた山下さんも理解していることでしょう”


このコメントがその後の私を大きく後押ししてくれたのは言うまでもありません。