2013年9月26日木曜日

始まりのアーユルヴェーダ〈1〉

初めてのアーユルヴェーダ体験は、あまり良いものではありませんでした。

2009年にインドのリシケシにヨーガをしに渡航したのですが、その旅で、旅のついでに受けてみたと言う程度でした。

アーユルヴェーダの本場南インドケララ州で!とかではないので、そもそも期待はしていませんでしたが、ここで!?みたいな雑居ビルの一室でした

他にもヨガ仲間3人いましたが、大人数もあってか私だけさらに個室に通され男性セラピストだったのです。

もうそのシチュエーションって不安しかないですよね。

カバンは大丈夫か?いやいや私のカラダが心配ーーーっという常に緊張状態の中でシロダーラ(額にオイルを垂らし続けるアレです)を受けたのです。

まぁ何事もなく終わりましたが、仲間が、気持ち良かった〜最高!とにっこにこなのに対して、ぐったり疲労困憊のワタクシ…。


そんな苦いアーユルヴェーダ初体験でした。

そしてその存在自体しばらく忘れていたのです。

再度、アーユルヴェーダが私の前に現れたのは一年後の2010年の秋でした。

私のヨガの先生から、今度はスリランカに行ってヨガをしない?とのお誘いが。
自然豊かなスリランカでヨガをしてアーユルヴェーダもしよう!というもの。

スリランカ!?聞き慣れない響きと、「ヨガ&アーユルヴェーダ」というキーワードに、またしても私の好奇心がうずうず。

早速スリランカ情報をかたっぱしから調べまくりました。

そして案の定「スリランカアーユルヴェーダ」にすっかり夢中になってしまったのです。

アーユルヴェーダとはサンスクリット語で「生命の科学」。

スリランカでは、もともとあった伝承療法と混ざり合って、医療として、そして古くから伝わる知恵として浸透しているアーユルヴェーダ。

すべての基本となる毎日の食事(スパイスとハーブで内側からきれいに)。
スリランカには約2000種類もの豊富なハーブがあり、食事から治療のオイル、飲み薬まで様々な場面で使われているとか。

心身のデトックスの鍵を握るオイルを贅沢に使った施術。

心と体を解放する瞑想&ヨガetc...

それらは仏教哲学に基づいた「生き方」そのもの。

また、インドのそれと比べ原型が残っているとされています。

残念ながら日本では(シロダーラをはじめとする)オイルマッサージのみがスポットライトを浴びていて、やはり今でもアーユルヴェーダ=「美容」「エステ」なんですよね。


日本での捉え方が本当に残念です。

私はアロマの時に感じた薄っぺらさをアーユルヴェーダでも感じる事になりました。




このころ読んでいたアーユルヴェーダ関連のおすすめ本
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